チューリップ

球根は、計画に合わせて早めに入手しましょう。

チューリップを咲かそう


オランダを中心に品種改良が行われ、2,000種以上にも及ぶといわれる園芸種は、色や形も多彩。日本の気候は栽培に適しており、オランダに次ぐ生産量で、品種の研究も盛んです。開花時期は3~5月。球根は、計画に合わせて早めに入手しましょう。


①球根の選び方

開花時期を必ずチェック。


②植え付け

水はけの良い土を鉢に入れ、球根を植え付ける。1つのプランターに植える時は開花時期が同じものを選び、草丈を考えて鉢を選ぶと良い。球根を増やす目的がなければ、同色で密植させた方が見栄えがする。

9月下旬~10月に上部が隠れるぐらいに覆土


1つのプランターには同じ種類を植える方が見栄えがして良い


ジグザグに10cm間隔で球根を置き、覆土



③置き場所

寒さにあわないと花芽分化しないので、屋外で育てる。特に霜除けの必要はない。


④水やり

冬も根は生長しているので、水やりは欠かせない。乾燥させない程度に与える。


⑤施肥

特に必要ないが、葉が出てきた時と花後に緩効性化成肥料を与える。



⑥病害虫

アブラムシが発生した場合は、オルトラン粒剤などを株元にまいて防除する。


⑦掘り上げ

地植えの場合は、葉が枯れたら、晴れた日を選んで球根を堀り上げ、分球する。土を落とし、涼しい所で乾燥させて保存する。鉢植えの場合は分球が期待できないので、毎年、新しい球根を買い求めた方が良い。


Help! 花が咲かない
球根を植え付けてから発芽する前に乾燥させてしまうと、花が咲きません。鉢植えの場合は浅植えにするので、乾燥しやすくなりますから注意が必要です。冬は土が乾燥しない程度に水やりをしますが、落ち葉やモス(コケ)などをかぶせ、湿度を保つようにするのも良い方法です。また、植え付け後の球根は1度寒さにあてた方が花付きが良くなりますから、できるだけ屋外で管理します。室内の暖かい場所に置きっ放しにすると、花芽分化が行われず、花が咲かないことがあります。