目的に合わせた作り方

苗や種を買いに行く前に、決めておきたいことが4つあります。

実際に作業を始める前に・・・


STEP1 飾る場所を決める

大切なのは、置く場所や見る場所を決めることです。 ベランダの場所は、吊るす場所は、…など考えなければなりません。日当りや風通し、水回り、排水の良い場所などを考慮して選びましょう。


STEP2 デザイン作り

どんな雰囲気にしたいのか、デザインイメージを描いてみましょう。たとえば、明るい雰囲気、かわいいイメージ、涼しげな感じ、日本庭園風などです。


STEP3 コンテナ選び

コンテナには、素材(木製・テラコッタ・紙製・プラスチックなど)やデザインの違う種類が多くあります。形や色などは置く場所に合ったものを選びましょう。


STEP4 草花を決める

初心者は1年草、2年草を主体にして、年を追うごとに多年草(宿根草)を増やしていくと良いでしょう。生育の季節や好む環境、病気や害虫などに注意して選びましょう。




Point

■葉の色つやが良いか。                ■新芽や下葉の枯れはないか。
■店に入荷して日数が経っていない。          ■根元がぐらついていないか。
■ポットの下に害虫かいないかを確かめる。


寄せ植え

どんな手順で植えていくのか、写真を見ながら想像してください。

寄せ植えを楽しもう


基本的な寄せ植えの作り方をご紹介します。



1 用意するもの・材料

①鉢穴用ネット②培養土(赤玉土、腐葉土、ピートモス)③鉢:素焼きのテラコッタ④用土:軽石(ごろ土)⑤肥料:元肥に緩効性肥料(マグアンプ)、追肥に液肥(ハイポネックス)を使用します。⑥木製トレリス


2 用意するもの・草花

①ニチニチソウ:3株②ハニーサックル・ゴールデン:1株③アゲラタム:2株④へデラ:1株⑤パンドレア:1株⑥ゴールドクレスト:1株



鉢底穴からの虫の侵入や用土がこぼれるのを防ぐため、ネットを敷きます。水はけを良くするため、ごろ土を鉢底が見えない程度に入れ(発泡スチロールを代用しても良い)、培養土を鉢の高さ1/3くらいまで入れます。



正面から見て奥になる箇所に、背丈の高いものから順に植えていきます。



奥に丈の高い苗を植えたら、前面には株の向きや配色を見ながら草丈の低いものを選んで配置し、株元の高さがそろうように用土を足します。



最後に用土の表面を割り箸で軽く突きます。植え付けが終わったら、たっぷり水やりをしてください。

作り方のポイント

寄せ植えは、どこに鉢を置くかをイメージすることから始まります。飾る場所が決まれば、鉢の大きさも決まってきます。色とりどりの花の中から好きな種類・色を選んで、あなたらしいコーディネートを楽しみましょう。


ハンキングバスケット

お好みの草花を選んで、壁やフェンスを美しく彩りましょう。

ハンキングバスケットを楽しもう


基本的なハンキングバスケットの作り方をご紹介します。


1 用意するもの・材料

①鉢:プラスチック製の吊り下げタイプ②培養土用土(赤玉土、腐葉土、ピートモス)③水苔④フック※肥料は元肥に緩効性肥料を、追肥として液肥を使用します。


2 用意するもの・草花

①ベコニア:15株②ヘデラ:1株③ブルーカーペット:2株④イソトマ:4株⑤ベアグラス:1株



水はけを良くするため、ごろ土を鉢底が見えない程度に入れ、切り込み部分(スリット)の切れ目あたりまで培養土を入れます。



株の向きや配色を見ながら真ん中の切り込み口から挿し、切り込み部分の下まで押し込みます。



切り込み部分にすべて入ったら、頂部に寄せ植えと同様、バランスを考えて大きな苗から順に植えていきます。葉や花の色、形など変化に富んだものを組み合わせると躍動感が出ます。



植え付けが終わったら、株元の高さがそろうように用土を足します。最後に草花の間に水苔を入れてやります。その後すぐ水やりをまんべんなく、たっぷりやってください。