母の日に向けてカーネーション出荷最盛期迎える

 常滑市にあるJAあいち知多の花き集出荷施設「アグリスフラワーポート」では、12日の母の日を前に地元のカーネーションの出荷が最盛期を迎えています。同JA管内では13戸の農家が3.4ヘクタールでカーネーションを栽培。このうち6戸がアグリスフラワーポートを使って共同出荷しています。
 JAあいち知多では、染色した「レインボーカーネーション」を中心に、関東、中京市場等へ母の日用に50万本を出荷します。同JAでは市場出荷だけでなく、市場外流通として母の日向けにフラワーアレンジメントを作成。販路を拡大することで、農家所得の向上を目指しています。母の日向けのフラワーアレンジメントもその一環で2010年から大手生花店の委託を受けて、地元のカーネーションを使ったフラワーアレンジメントを作っています。
 8日は、フラワーアレンジメントの出荷が本格化し、スタッフが作業に追われました。知多半島産のカーネーションをメインに陶器製のポットに入れた吸水スポンジに挿し、ボリューム感たっぷりに仕上げました。期間中に1400個を作り、注文を受けた全国の消費者に直送します。
 特販課の高木亮哲係長は「花きの集出荷施設だからこそ、鮮度の高い花を使ってフラワーアレンジメントを作ることができる」とJAの強みを説明。常滑北部営農センターの牧勇太営農アドバイザーは「レインボーカーネーションは市場へ、フラワーアレンジメントは直接消費者へと、販売チャンネルを増やして幅広いニーズに対応している」と力を込めました。
 


フラワーアレンジを作る担当者


  • 前へ
  • 次へ