青梅出荷スタート/6月初めまでに2.5トン見込む

 阿久比町特産の青梅の出荷が5月23日、JAあいち知多阿久比営農センターで始まりました。阿久比梅栽培組合の組合員が収穫した青梅をコンテナで持ち込み、傷などをチェックしながら選果機を使って大きさごとに選別し、段ボールに詰めて市場に出荷。今年は6月初めまでに2.5トンを出荷する見込みです。
 阿久比町では阿久比梅栽培組合のメンバー7人がおよそ2.4ヘクタールで梅を栽培。品種は大粒で果肉が厚い「白加賀」が中心。毎年5月下旬から青梅としての出荷を行っています。
 5月23日には農家が「白加賀」を阿久比営農センターに持ち込み、傷などの品質をチェックしながら、選果機を使って3LからMまでと規格外の5階級に選別。3L、2Lは青果用として市場へ出荷。L、Mは加工用として地元業者に販売します。規格外は加工を委託する業者へ送り、「梅ジャム」として販売します。
 同組合の山本昌稔組合長は「着果量は例年に比べて少なめだが、品質は例年どおり。今後は消費者が手にしやすいようにジャムなどの加工品に今以上に力を入れていきたい」と話しました。
 同組合では6月1日、阿久比町役場で開催する「アグルマーケット」で青梅や加工品の販売を行うほか、阿久比町立ふれあいの森周辺の梅畑で青梅のもぎとり体験を行います。


青梅の選別をする組合員


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