さわみっこ出荷スタート

 あいち知多かんきつ出荷組合は6月24日、酸味と甘みのバランスがとれたハウスミカン「さわみっこ」の出荷を始めました。今年は例年に比べ6月に雨が少なく日照時間が長かったため生育が1週間ほど早く、糖度と酸味のバランスが良い仕上がりとなっている。夏の果物として9月中旬までに165トンの出荷を見込みます。
 「さわみっこ」はJAあいち知多のハウスみかん部会が栽培する高糖度ハウスミカン「みはまっこ」の姉妹品で、果実にやや青みを残したミカンで酸味と甘みのバランスがよく、さわやかな香りが特徴。品種は「みはまっこ」と同じ「宮川早生」や「興津早生」だが、加温する時期や温度、水管理を調整することで酸味と糖度のバランス良く育てたミカンで、糖度10.5度以上、酸度1%以下を基準とします。贈答用を中心とする「みはまっこ」よりも求めやすい価格で、家庭用としても人気があり、県内の大手スーパーやJAあいち知多のグリーンセンターなどでも販売しています。
 今年はハウスみかん部会の部会員18人のうち13人が出荷を予定しており、およそ3ヘクタールで栽培しています。
 26日は、2戸の農家が1.2トンのさわみっこを美浜みかん共選場に持ち込み、選果機を使ってサイズごとに仕分けて5キロずつ段ボールに詰めました。
 あいち知多かんきつ出荷組合の久保和彦組合長は「今年は雨が少なく日照時間が長かったことから例年より糖度が高い。さわやかな初夏の香りを感じてもらいたい」と話しました。



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