本格出荷前にイチジク統一目ぞろえ会

 JAあいち知多いちじく部会は8月1日、露地イチジクの本格出荷を前に、JAあいち知多の知多営農センターで統一目ぞろえ会を開きました。部会員ら90人が集まり、選別の基準を確認。有利販売に向けて意思統一を図りました。
 同部会にはJAあいち知多管内で露地イチジクを栽培するは73戸の農家が所属し、約22ヘクタールでイチジクを栽培。品種は「サマーレッド」が8割で、「桝井ドーフィン」が2割。今年は8月中旬をピークに11月上旬までに93万パック(1パック350グラム)を京浜・中京の市場に出荷する予定です。
 この地域ではビニールハウスを使った雨除け栽培や、果実に雨が当たらないようにする笠かけ栽培が普及しており、高品質で市場の評価も高い。
 同JAによると今年は3月上旬以降の冷え込みの影響で、萌芽は昨年より1週間遅く、平年並みかやや遅れました。5月以降は気温が高く、梅雨入り後も降雨が少なく晴天が続いたが、6月下旬からは一転し長雨となり、梅雨明け後には生育が回復しました。
 目ぞろえ会では同部会の山本勝部会長が「いよいよ出荷が本格的に始まる。全部が同じ荷となるように出荷基準を徹底しよう」とあいさつ。竹内真一専任検査長は「過熟を避けるため、適熟の範囲の中でも早めの収穫をお願いしたい」と呼び掛けました。



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