秋フキの出荷スタート

秋フキ出荷スタート
品質よく生育順調

フキの品質をチェックする検査員

 全国有数のフキの生産を誇るJAあいち知多で8日、抑制栽培された秋フキの出荷が始まりました。今年は8月以降の降雨や気温の低下がフキの生育を促し、順調に育っています。
 JAあいち知多では東海市・知多市・南知多町を中心に78戸の農家が52.7ヘクタールでフキを栽培。10月から翌5月中旬までに3100トンの出荷を見込んでいます。品種は「愛知早生ふき」。
 本来春の野菜であるフキは夏の間一定期間根株を冷蔵保存し植え付けることで、秋にも芽を伸ばし収穫することができます。10月から1月にかけて収穫するフキは抑制栽培と呼ばれ、シャキシャキとした歯ごたえが特徴です。
 出荷初日となった8日には管内5か所の集荷場に昨年を大きく上回る4080ケース(1ケース4キロ)が持ち込まれ、関東、関西、中京の各市場へ送りました。
 10日に東海営農センターで開いた目ぞろえ会には、知多半島内のフキ生産農家ら85人が集まり、各階級や等級、ラップに巻いた荷姿などを確認して出荷規格の統一を図りました。


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