ちたポン出荷スタート

ちたポン出荷スタート
酸抜けよく甘い仕上がり

「ちたポン」を選別する担当者


 あいち知多かんきつ出荷組合は1月14日、知多半島産太田ポンカン「ちたポン」の出荷を始めました。新ブランド名での出荷は2年目。酸の抜けも良く、品質は良好。昨年より1週間早い出荷となりました。2月13日までに250トンの出荷を見込んでいます。
 知多半島でのポンカンの栽培は25年以上前と言われています。早生温州ミカンの出荷が終わった1月に出荷できることや、水持ちが良い知多半島の土や気候に適していることに加え、市場での価格が安定していることから、かんきつ出荷組合では増産を呼び掛けています。
 今年は約400人いる組合員のうち、120人が16ヘクタールで栽培。出荷初日には25人の生産者が12月中旬から下旬にかけて収穫し、半月から1カ月ほど保管して酸と糖のバランスが良くなったものを家庭で選別して、約15トンを美浜町にある同組合の共選場へ持ち込みました。
 かんきつ出荷組合の鵜飼泰弘組合長は「皮をむいた瞬間に広がるさわやかな芳香と、手でむいて食べやすいのがポンカンの特徴。より多くの人に地元のポンカンを味わってもらいたい」と話した。
 「ちたポン」は市場に出荷するほか、JAあいち知多のグリーンセンター、グリーンプラザでも注文を受け付けています。


酸味と甘みのバランスが取れた「ちたポン」

出荷された「ちたポン」をチェックする鵜飼組合長


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