ふきウイルスフリー苗増殖に向け作業

ウイルスフリー苗増殖に向け作業
ポット苗切り分け冷蔵へ

フキの根を切り分ける振興会員ら


 全国一のフキの産地、JAあいち知多管内の東海市ふき振興会と知多市ふき振興会は6月26日、知多市にある同JA知多営農センターで、ウイルスフリー苗の増殖に向けて根株を切り分ける作業を行いました。切り分けたフキの根は木製のリンゴ箱に詰めてJAの予冷庫で約2カ月間保管。8月下旬にポットに移植し今年度の増殖がスタートします。
 今年も(公社)愛知県園芸振興基金協会の種苗センターで育成した「愛知早生」フキの優良苗2000株を導入。両ふき振興会の代表ら30人がポットから取り出し、土を落とし水洗いしたものを、2~3節ごとに切り分けました。
 フキの根はおよそ2カ月間冷蔵保存した後、再び振興会員らによりポットへ移植。3週間JAの育苗施設で管理し、葉が3枚ほど開いたころ、地域ごとの生産者グループに配分します。
 東海市ふき振興会の小島勇会長は「今年もしっかり根の巻いた株が届いた。良い状態で生産者に供給できそうだ」と株の増殖に期待を寄せています。
 


種苗センターから届いたフキの苗

ポットから取り出した根株

水洗いした根株


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