「ちたポン」出荷スタート

「ちたポン」出荷スタート
さわやかな香りと甘さ

集荷場に持ち込まれた「ちたポン」


 あいち知多かんきつ出荷組合は1月12日、知多半島産太田ポンカン「ちたポン」の出荷を始めました。今年の「ちたポン」は酸の抜けも良く、例年より1週間ほど早い出荷となりました。2月10日までに210トンの出荷を見込んでいます。
 「ちたポン」は知多半島産太田ポンカンです。
 同組合では、早生温州ミカンの出荷が終わった1月に出荷できることや、水持ちが良い知多半島の土や気候に適していることに加え、市場での価格が安定していることから増産を呼び掛けています。
 今年は約400人いる組合員のうち、147人が16ヘクタールで栽培しています。
 出荷初日には21人の生産者が、12月中旬から下旬にかけて収穫し半月から1カ月ほど保管して酸と糖のバランスが良くなったものを家庭で選別して、約12トンを美浜町にある同組合の共選場へ持ち込みました。
 今年の「ちたポン」は秋が暖かく、適度な降水があったことから、玉伸び、酸の抜けも良く甘く仕上がり、品質は良好です。
 かんきつ出荷組合の鵜飼泰弘組合長は「さわやかな香りと、手でむいて食べやすいのがポンカンの特徴。地域に合ったブランドミカンとして、さらに生産を増やしたい」と話しています。同組合では生産拡大に向けて、苗木購入代金の一部を助成する取り組みも行っています。
 「ちたポン」は市場に出荷するほか、JAあいち知多のグリーンセンター、グリーンプラザでも注文を受け付けています。
 


「ちたポン」のコンテナを選果機のラインに載せます

担当者が目で見て等級を選別

選果機で大きさごとに分けて箱詰め

専用の段ボールで出荷します


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