トウガン出荷に向けて目ぞろえ会

選別徹底し有利販売を


トウガンの選別基準を確認する部会員

 JAあいち知多の西知多冬瓜部会は7月4日、知多市にある同JAの知多営農センターで目ぞろえ会を開きました。部会員や市場関係者、JA担当者ら20人が集まり、形状や傷による等級の選別などの出荷規格を確認しました。
 西知多冬瓜部会は東海市と知多市で琉球トウガンを栽培する生産者で組織し、現在14人の部会員が約2ヘクタールで栽培。6月下旬から9月上旬までに収穫し、貯蔵しながら12月までに昨年並みのおよそ1万7千ケース(1ケース10キロ)の出荷を見込んでいます。
 目ぞろえ会では部会員が持ち寄ったトウガンをサンプルとし、着色や傷の大きさ、形状による等級の選別基準などの出荷規格を確認しました。
 一部の部会員は専用の棚や、既存の施設の骨組みを使った「棚作りトウガン」にも取り組んでいます。棚からつるした状態で栽培し、土に触れず、葉や茎で擦れることも少なくなるため、傷や日焼けが少なく秀品率が高くなるのがメリット。全面着色で、傷や日焼けが全くないものを別規格として販売し、所得向上をめざしています。


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