極早生タマネギ「たま坊」出荷スタート

県内トップで出荷
みずみずしく品質良好

たま坊の品質をチェックする関係者

 JAあいち知多の極早生ブランドタマネギ「たま坊」の出荷が1月6日、知多半島内2カ所の集荷場で始まりました。10月以降の安定した天候で品質も良く生育は順調。県内初の市場出荷となるこの日は全体で昨年を上回る833ケース(1ケース3キロ)が持ち込まれました。4月中旬までに昨年並みの1470トンの出荷を見込んでいます。
 「たま坊」は一般的な早生タマネギよりさらに早く、1・2月から収穫できる極早生品種。今年は知多半島全域で昨年より4戸多い153戸の農家が36ヘクタールで栽培しています。タマネギ独特のにおいや辛みが少なく、サラダなど生食に向いているのが特徴。代表品種の「愛知白早生」「養父早生」ともに愛知の伝統野菜として登録されています。
 今年のたま坊は、播種から育苗までの時期が9月の長雨と重なり、作業や管理に苦労しましたが、その後の天候の回復で順調に生育。例年並みの出荷が期待できるといいます。


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