寒玉キャベツ本番

寒玉キャベツ本番
大府市で年明けキャベツ目ぞろえ会

出荷規格を確認する生産者


 知多園芸振興協議会秋野菜部は1月13日、同JAの大府営農センターで年明けキャベツの目ぞろえ会を開きました。知多半島各地のキャベツ生産農家、市場関係者、JA関係者ら70人が集まり、出荷規格などを確認し、選別基準の徹底を呼び掛けました。
 知多半島では大府市と南知多町を中心に、知多市、常滑市、武豊町などでキャベツを栽培。冬系と春系の品種を組み合わせて10月中旬から5月に掛けて出荷しています。今年は102戸の農家が同部に所属し、115.8ヘクタールで作付け。昨年並みの4千986トンの出荷を見込んでいます。中でも「寒玉」と呼ばれる冬系の品種が中心で、出荷が始まった10月に年内キャベツとして、もっとも気温が低くなる1月に年明けキャベツとしての目ぞろえ会を行っています。「寒玉」は葉がぎっしりまき歯ごたえがあるとともに、甘みが強いのが特長です。
 目ぞろえ会では大府露地野菜協議会キャベツ部会の加古春久部会長が出荷要領の確認と品質向上対策を説明し、「霜による傷みや広範囲のアントシアニンの沈着、内部の腐ったものなどの混入が無いように」と呼び掛けるとともに、浅田昌司専任検査員が出荷用段ボールへの詰め方などを説明しました。


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