ハウスイチジク規格確認

ハウスイチジク規格を確認
出荷情報を早めに共有よう


ハウスイチジクの選別基準を確認する部会員

知多ハウスいちじく部会はハウスイチジクの本格的な出荷を前に4月10日、知多市にある同JAの知多営農センターで販売会議と目ぞろえ会を開いた。部会員、JA、市場関係者ら26人が集まり、果実の形や着色、ハトメの割れ具合などによる等階級の選別基準を確認した。
 知多ハウスいちじく部会は知多半島内でハウスイチジクを生産する農家の組織。東海、知多、常滑、内海(南知多)で栽培されており、今年は11人が昨年より9アール多い262アールで栽培。4月上旬から8月中旬までに23万3千500パック(1パック380グラム)の出荷を見込む。
 石黒晴夫委員長は「朝晩の冷え込み影響で生育はやや遅れ気味。5月中旬から出荷ピークに向けて頑張っていこう」とあいさつした。
 販売会議では各支部の事務局がそれぞれの地域の現状について報告。「例年より7から10日ほど生育が遅れているが、病害虫の被害は無く品質は良好。5月中下旬に1回目の出荷ピークを迎える」と分析。経済連や市場関係者は「中晩柑などは酸の抜けがよく、前進出荷で早く終わりそう。メロンやスイカなども4月下旬から5月上旬には落ち着く見込み。ハウスイチジクとの競合は少なそう」と市場の概要を予測。「安定した価格で販売するため、1週間先まで早めの出荷情報を提供してほしい」と要望した。
 目ぞろえ会ではサンプルとして持ち寄ったイチジクを使い、着色や形状、傷などによる等階級の選別基準を参加者全員で確認した。


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