球根大きく育てよう

球根大きく育て
ほ場巡回し生育を確認


ラナンキュラスの生育状況を確認する部会員


 JAあいち知多球根部会は4月24日、部会員のほ場を回りラナンキュラスやアネモネの生育状態を確認しました。花の咲いている状態で品種の特性を表しているか、ほかの色や種類が混ざっていないかなどを確かめるのが目的です。部会員、種苗会社の担当者ら16人が参加しました。
 部会では東海市の大田地区を中心に10戸の農家が200アールでアネモネ、ラナンキュラスの球根を育てています。全量が一般の市場を通さない契約栽培で、種苗会社から購入した種から株を育て、肥大した球根を種苗会社へ販売します。
 球根は栽培する区画ごとに掘り上げるため、区画内に別の色や別の品種が混じった場合は花が咲くこの時期に確認して抜き取り。一重咲きや八重咲きなどの品種の特性も確認します。その後は球根を肥大させるため、花はすべて刈り取ってしまいます。花が美しく咲く姿はこの時期にしか見ることはできません。
 球根の掘り上げは6月上旬から7月にかけて。各農家が乾燥選別したものを7月下旬に同JAの知多営農センターで計量しながら共同出荷します。
 大村昭夫部会長は「今年は発芽にむらが無く、順調に生育している。これからの一月半、しっかり管理して大きな球根を育てたい」と話しました。


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