特産青梅出荷スタート

特産青梅出荷スタート
少なめでも品質良好


梅の選別を行う組合員

 阿久比町特産の青梅の出荷が5月21日、JAあいち知多の阿久比営農センターで始まりました。阿久比梅栽培組合の組合員らが収穫した梅をコンテナで持ち込み、選果機を使って大きさによる階級に選別し、段ボールに詰めて市場へ出荷しています。6月9日までに昨年よりやや少ない5.5トンの出荷を見込んでいます。
 阿久比梅栽培組合は阿久比町を中心に11戸の農家が所属し、およそ3ヘクタールで「白加賀」と「南高」を中心に栽培しています。今年は出荷時期例年よりを3日ほど早めました。病害虫被害が発生する6月上旬より前に計画的に収穫することで、より品質の高い果実で有利販売を目指しています。
 22日は2軒の農家が約400キロの「白加賀」を阿久比営農センターに持ち込み、傷などの品質をチェックしながら、選果機を使って2LからSまで5階級に選別。3L、2Lは青果用として市場へ出荷。L、Mは加工用として地元業者に販売します。Sは加工を委託する業者へ送り、「梅ジャム」として販売し、収益を組合の活動費や苗木の購入費として活用しています。
 同組合の山本徳夫組合長は今年の梅について「2月から3月にかけて晴れた日が続いたが、気温が低く受粉する昆虫の動きが鈍かった。量はやや少なめだが、品質は良い」と話しまし。
 同組合では5月28日、特産の梅をPRする「梅まつり」を阿久比町立ふれあいの森とその周辺で開催します。


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