乙川中学校で交通安全教室

自転車事故を防げ
乙川中学校で交通安全教室


不注意による自転車同士の衝突事故の再現


 JAあいち知多とJA共済は、地域貢献活動の一環として、9月29日、愛知県警と連携して半田市立乙川中学校で「自転車交通安全教室」を開き、同中学校の全校生徒900人が参加しました。
 愛知県半田警察署の八木智交通課長が交通安全への注意事項について話した後、スタントマンが危険な自転車走行が原因となる交通事故場面を再現し、それを間近で見ることで、生徒が事故の危険性を疑似体験しました。
 これはスケアード・ストレイト教育技法と言われ、学習者が恐怖を実感することで、事故につながる危険な行為を自粛するような効果があるとされるものです。
 今回の教室では、自転車側が被害者となる一旦停止義務違反の事故や、大型車の左折に巻き込まれる事故に加え、ながらスマホや歩道を猛スピードで走行するなどして、自転車側が歩行者に重大なケガを負わせる加害者となる事故も再現されました。司会者は危険な自転車走行で事故を起こした小学生に対して1億円近い賠償が命じられた裁判結果も紹介しました。
 参加した生徒は「自転車の危険な乗り方で大変な事故が起きることがよくわかった。通学で毎日自転車に乗っているので、交通安全に注意していきたい」と話しました。


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