超極早生タマネギ「たま坊」スタート

超極早生タマネギ「たま坊」スタート
愛知県ないでトップの出荷


出荷された「たま坊」の品質を確認する検査員

 JAあいち知多の早出しブランドタマネギ「たま坊」の出荷が1月5日に始まりました。昨秋の台風の影響と例年より気温が低かったため生育は遅れ気味ですが、品質は良好。初日は2カ所の集荷場に49ケース(1ケース3キロ)が持ち込まれました。
 「たま坊」は一般的な極早生タマネギよりさらに早く、1月から収穫できる超極早生タマネギで、JAあいち知多では2004年から「たま坊」の名前で統一し、ブランド化を進めています。水分が多くやわらかで、サラダなど生食に向いているのが特徴です。
 今年は東海市、知多市を中心に知多半島全域で昨年より4戸多い157戸が栽培しており、4月中旬までに前年よりやや多い1261トンの出荷を見込んでいます。代表品種は愛知の伝統野菜にも登録されている「養父早生」や「愛知白早生」。その他品種変えながら4月中旬まで出荷します。出荷始まりから2月上旬までは新鮮さをアピールするために緑色の葉を付けた葉付きタマネギが中心です。
 初日となった5日、東海営農センターには2人の生産者が20ケースを持ち込み、検査員らが出荷規格に沿っているかを確認した後、市場へ送りました。
 知多園芸振興協議会春野菜部の杉江高司委員長は「定植後の台風や長雨、12月の乾燥と低温の影響などで、例年に比べて生育が10日から15日ほど遅れていますが、品質は良好。1月中旬には出荷量が増えてきそう。安全で安心なタマネギを消費者に届けたい」と話しています。


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