最優秀賞に榎本さん 知多牛「響」共進会

最優秀賞に榎本さん
知多牛「響」共進会


表彰を受ける入賞者

 JAあいち知多11月16日、半田市のJAあいち経済連半田食肉市場で第1回知多牛「響」共進会を開きました。知多半島内の畜産農家が出品した枝肉24頭を審査し、最優秀賞には南知多町の榎本明正さんの枝肉が選ばれました。
 知多牛「響」は黒毛和種の雄とホルスタインの雌を掛け合わせた交雑種(F1種)で、出荷月齢は22カ月以上。知多半島内で1年以上肥育されたブランド牛です。これまで出荷団体の違いから同じ生産者でも2つのブランドで出荷していましたが、今年4月に知多牛「響」として統一。肥育農家約50軒、年間出荷頭数約6000頭は、交雑種としては全国有数の出荷規模を誇っています。
 共進会には去勢雄、雌、合わせて24頭が出品され、歩留り率や胸最長筋面積、さし、肉色、脂などの肉質を総合的に審査しました。
 日本食肉格付協会東海北陸支所の福留一広支所長は「枝肉重量はやや少ないが、B等級以上が9割以上、4等級以上が昨年よりも多く良い肉質だった」と講評しました。
 この日は出品した枝肉の競りが行われ、農家らが見守る中、地元の精肉業者らが次々と競り落としました。
 その他の入賞者は次の通り(敬称略)。
  ▽優秀賞1席=佐々木康壽(南知多町)▽優秀賞2席=(有)都築牧場(半田市)


競りに掛けられる知多牛「響」の枝肉


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