青年部が次世代農業経営者育成コース開催

労務管理のポイント学ぶ
青年部が次世代農業経営者育成コース開催


労務管理を学んだ講演会

 JAあいち知多青年部は11月26日、常滑市のJAあいち知多総合本部ビルで次世代農業経営者育成コース農業経営講演会を開きました。同部員のほか、管内農家で研修中の就農研修者、女性農家、新規就農者など50人が参加し、農業従事者の労務管理や農業者年金のメリットなどを学びました。
 同青年部は208人の部員が所属する県内有数の青年部組織です。毎年この時期には部員の経営するほ場や施設を見学し、仲間の生産現場を学ぶ視察研修会を行ってきましたが、今年度は今後の農業を担う青年部員に経営について理解を深めてもらおうと、次世代農業経営者育成コースとして開催。部員だけでなく、愛知県知多農業改良普及課の協力で、就農研修生や女性農者にも参加を呼び掛けました。
 講演会では社会保険労務士の石川美和さんが「農業従事者の労務管理のポイント」と題し、労働条件の明示や労働時間、休日、賃金など労働基準法などで定められている事柄や社会保険などの制度を説明。「従業員の能力を発揮し、長く働いてもらうには適切な労務管理が不可欠です」と呼び掛けました。
 一方、JA愛知中央会担い手対策部の境昌宣さんは農業者年金の仕組みやメリットを説明して加入を呼び掛けました。
 会場では個別相談を受ける部員ありました。
 参加した部員は「法律の内容を知る良い機会になった。今後法人化も含め、人を雇うときの参考にしたい」と話しました。


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