部員の思いを農政へ

部員の思いを農政へ
青年部大府地域が市長と意見交換


大府市長と意見交換する青年部員

 JAあいち知多青年部大府地域は1月22日、同JAの大府支店で岡村秀人大府市長との意見交換会を開きました。部員の代表らが各自の農業経営をPRして将来の夢を発表したほか、農地の維持や駅前マルシェの方向性について課題を発表し、市長に意見を求めました。
 青年部同地域は2013年に大府市が主催した「カジュアルトーク」をきっかけに、14年から青年部が主体となって毎年開催。今年で5回目を迎えました。
 この日は杉山修一地域部長をはじめ青年部員15人、市側からは岡村市長をはじめ、山内健次副市長や農政担当部門の職員ら9人が参加しました。
 杉山地域部長は冒頭「秋の長雨や台風、野菜の価格低迷など農業にとって厳しい環境が続く中、部員は農業経営に励んでいる。こうした部員の意見を農政に生かしてください」とあいさつ。岡村市長は「若い農業者の活力を生かし、大府の農業を盛り上げてほしい。有意義な部員の意見を農政につなげていきたい」と話しました。
 青年部員の発表では市内の農業法人で働き、来春独り立ちし新規就農を目指す久野雄生さんと、8年前に新規参入で就農し、現在は研修生の受け入れ先として担い手の育成に力を入れる佐藤元紀さん、市内でブドウ狩り園と直売を行う岡田直樹さんの3人が農業経営をPRし、将来の目標や抱える問題点などを発表。佐藤さんは自身が就農した時に農地だけでなく住居や農業用倉庫の用地確保に苦労したことを伝え、「生産性の高い農地となるよう整備してほしい」と訴えました。
 意見交換では長田大五さんが今後の農地維持について、鷹羽伸行さんが大府駅前で開催しているマルシェの方向性について質問。岡村市長が行政としての考え方を説明しました。


  • 前へ
  • 次へ