ペコロス出荷スタート

 JAあいち知多特産の小タマネギ「ペコロス」の出荷が4月24日、知多市にあるJAあいち知多岡田集出荷場で始まりました。この日は日長ペコロス生産組合のメンバーのうち5人の農家が164ケース(1ケース5キロ)のペコロスを持ち込み、規定の重量が入っているか、出荷規格に合った選別が行われているかなどを確認しながら、2ケースずつを結束して出荷に向けての作業を行いました。
 ペコロスは普通の品種のタマネギを、間隔を狭めて植えて小さく育てたもので、知多市の特産。直径3~4センチで甘みが強いのが特徴。丸のまま煮込む料理の素材として業務用の需要が多い。近年は知名度の上昇で一般にも人気があり、市場での価格は1キロ換算でタマネギの10倍とも言われています。
 現在では15戸の農家が1.5ヘクタールで栽培し、年間30~40トンを出荷しています。
 JAあいち知多によると、今年は3月に気温が低く雨が少なかったことから生育がやや遅れていいたが、4月に入ってからの気温の上昇と雨で順調に肥大。病害虫の発生もなく品質は良好といいます。
 日長ペコロス生産組合の加藤修治組合長は「ペコロスは5月中にすべてを収穫しなければならなく、この時期は収穫と乾燥、葉や根を切る調製の作業が重なり忙しくなるが品質のそろったものを出荷していきたい」と話しました。
 出荷は原則週1回で8月上旬まで続き、昨年より1200ケース多い7200ケースの出荷を見込みます。


出荷規格を確認して出荷されるペコロス


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