ハウスミカン「みはまっこ」出荷始まる

 あいち知多かんきつ出荷組合は6月13日、知多郡美浜町のJAあいち知多美浜みかん共選場でブランドハウスみかん「みはまっこ」の出荷を始めました。今年は6月以降天候に恵まれ、甘さ・品質ともに最高の仕上がり。9月下旬までに115トンの出荷を見込みます。
 「みはまっこ」はJAあいち知多のブランドハウスミカンで、美浜町を中心に栽培しています。平均糖度13度以上と、全国トップクラスの高糖度で、紅色を帯びた鮮やかなオレンジ色が特徴。今年は同JAのハウスみかん部会の部会員18人のうち13人が出荷を予定。栽培面積は2.5ヘクタール。
 あいち知多かんきつ出荷組合の久保和彦組合長は「生育も順調で品質は良好。春以降、雨が少なく朝晩の寒暖の差も大きかったので糖度も高い」と話します。
 出荷初日は農家が家庭選別した「みはまっこ」800キロを選果場へ持ち込み、選果機を使って果実の大きさごとの階級に選別。さらに担当者らが、傷や色をチェックしながら段ボール箱や贈答用の化粧箱に1個ずつ丁寧に詰めました。この日出荷した鵜飼泰弘さんは「糖と酸のバランスがすばらしい上質のミカンとなっている」と味と品質に自信を見せます。
 「みはまっこ」は名古屋、東京、長野などの市場へ出荷されるほか、出荷量が増える今月末からは、同JAのグリーンセンター、グリーンプラザなどでも販売します。


1個ずつ丁寧に箱詰めする担当者

大きさごとに選果機で選別


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