職員が管内花き農家を支援/職員会が半額助成

 JAあいち知多職員会は、新型コロナウイルスの影響による価格低迷で苦しむ地元花き農家を応援しようと、職員一丸で花きを購入することを決めました。職員会とJAあいち知多特販部が連携し、全職員を対象に注文を取り、カーネーション10本、キク6本の花束をセットにして販売価格800円のところを職員会が半額を助成し400円で職員が購入します。職員会による助成により手の届きやすい価格に設定しました。役員を含めて全体で計1万5千本を購入する見込みです。畜産農家への支援として実施した役職員による「知多牛」購入に続く取り組み。
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、イベント・冠婚葬祭などの開催が自粛・縮小されるなか、全国的に花き類の市場価格の低迷が続いています。JAあいち知多管内で共同出荷をしているフラワーポート共選組合においてもカーネーション・キクの出荷を実施しているが、再生産価格の確保に及ばず、農業経営を圧迫する状況となっています。購入した職員は「花き生産者が困っていることを知って応援したいと思った。花束を飾って明るい雰囲気にしたい」と話しました。職員会の新美健太会長は「管内農家が苦しんでいる現状の中、職員会として何かできることがないかと考えた。苦しい状況が続く農家の支援に少しでもつなげたい」と話しました。



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