ハウスミカン「みはまっこ」出番/糖度高く品質良好

 あいち知多かんきつ出荷組合は6月11日、知多郡美浜町のJAあいち知多美浜みかん共選場でブランドハウスみかん「みはまっこ」の出荷が始めました。今年は暖冬の影響で甘く品質は良好。9月下旬までに昨年より30トン多い143トンの出荷を見込みます。
 「みはまっこ」はJAあいち知多のブランドハウスみかんで、美浜町を中心に栽培しています。平均糖度13度以上と、全国トップクラスの高糖度で、紅色を帯びた鮮やかなオレンジ色が特徴。今年は同JAのハウスみかん部会の部会員17人のうち14人が出荷を予定。栽培面積は2.5ヘクタール。
 出荷初日は農家が家庭選別した「みはまっこ」800キロを選果場へ持ち込み、選果機を使って果実の大きさごとの階級に選別。さらに担当者が傷や色をチェックしながら段ボール箱や贈答用の化粧箱に1個ずつ丁寧に詰めました。この日出荷した鵜飼泰弘さんは「暖冬と雨が少なかった影響で糖度が高く例年以上の品質だ」と話します。
 あいち知多かんきつ出荷組合の久保和彦組合長は「生産者は厳しい家庭選別を徹底しており、高品質のものだけを出荷している。まだ「みはまっこ」を味わったことのない人にもぜひ味わってもらいたい」と自信を見せます。
 「みはまっこ」は名古屋、東京、長野などの市場へ出荷されるほか、同JAのグリーンセンター、グリーンプラザでも販売します。



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