果実肥大に早めの摘粒を/ブドウ摘房・摘粒を確認

 東浦森岡ぶどう組合は6月12日、東浦町内の石田農園でブドウ房づくり講習会を開きました。組合員ら関係者40人が適正な着果量と一房当たりの最終的な重量、房形を整える摘房・摘粒の作業のポイントを確認しました。
 同組合には31戸の農家が所属し、作付面積は約40ヘクタールで、巨峰を中心に栽培しています。ハウス栽培と露地栽培を組み合わせて7月下旬から9月中旬にかけて各農家が直売を中心に販売。7戸ではブドウ狩りも行っています。
 あいさつでは同組合の間瀬勝久組合長が「今後は摘房、摘粒、袋かけと作業が続く。講習会でしっかり学んで栽培に生かしてほしい」と呼び掛けました。講習前にはレジ袋有料化への対応、新型コロナウイルスの感染防止策についても協議しました。
 生産者の石田直人さんは「ここまで生育は順調。病害虫被害もなく例年どおりの収量を見込める」と話します。
 講習会では知多農業改良普及課の近藤祐司主任専門員が、巨峰の種あり栽培と種なし栽培それぞれの摘房時期の違い、1房当たりの重量と10アール当たりの房数による収量の関係を示し、摘房や摘粒の程度や方法を説明。「果粒を肥大させるために早めに作業をしてください」と呼び掛けました。



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