さわみっこ出番 初夏のさわやかな味わい

 あいち知多かんきつ出荷組合は6月29日、知多郡美浜町のJAあいち知多美浜みかん共選場でハウスみかん「さわみっこ」の出荷を始めました。今年は安定した気候で品質は良好。9月中旬までに130トンの出荷を見込みます。
 「さわみっこ」はJAあいち知多のハウスみかん部会が栽培する高糖度ハウスミカン「みはまっこ」の姉妹品で、果実にやや青みを残し、酸味と甘みのバランスがよく、さわやかな香りが特徴。品種は「みはまっこ」と同じ「宮川早生」や「興津早生」だが、加温する時期や温度、水管理を調整することで酸味と糖度のバランスを良く育てたミカンで、糖度10.5度以上、酸度1%以下を基準とします。贈答用を中心とする「みはまっこ」よりも求めやすい価格で、家庭用としても人気があります。県内の大手スーパーやJAあいち知多のグリーンセンターなどでも販売しています。
 今年はハウスみかん部会の部会員17人のうち11人が出荷を予定しており、およそ2.5ヘクタールで栽培しています。
 出荷初日のこの日は、3戸の農家が1.5トンを持ち込み、傷などを確認後、選果機を使ってサイズごとに仕分けて5キロずつ段ボールに詰めました。
 出荷組合の久保和彦組合長は「さわやかな味わいと香りが特徴。今年は特に生育が順調なので多くの人に味わってもらいたい」と話しました。



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