知多米贈呈式 野外活動に役立てて

 JAあいち知多は食農教育の一環として、毎年知多半島内の小中学校が野外活動などの食事として使う米を提供しています。7月21日には管内の小中学校を代表して、阿久比町立南部小学校で贈呈式を行いました。同小学校5年生児童の代表4人が参加し、JAから「知多米あいちのかおり」25キロを渡しました。
 同JAでは地元の子どもたちに食の安全・安心と、地域の農業の大切さやJAの活動に対する理解を深めてもらうことを目的に、管内の小中学校の児童・生徒を対象に、学校の野外活動などで使う米を無償で提供しています。毎年1人当たり300グラム(約2食分)を基準に各校からの申請に基づいて配布し、昨年度は86校に合計2295キロを提供しました。今年も同程度を提供する予定ですが、例年5月から9月にかけて行っている寄付を、新型コロナウイルスの影響を考え、7月から2月末へと期間を延長します。
 JAあいち知多の稲葉清仁阿久比地域担当理事代表は「皆さんに『地産地消』と『身土不二』という言葉を覚えてもらい、地元の知多半島でとれたお米を食べて健康に過ごしてもらいたい」と呼び掛けました。児童を代表して神谷郁努(かみや いくと)くんは「社会の授業で農業の大変さを学びました。大切に育てられたお米をいただき、ありがとうございます」と感謝しました。
 同校では、受け取った米をデイキャンプでの飯ごう炊さんで活用する予定です。



  • 前へ
  • 次へ