盆需要のケイトウ出荷ピーク/過去最高の順調な生育

 美浜町を中心にケイトウを栽培する知多南部ケイトウ研究会は8月7日、お盆需要のケイトウの出荷がピークを迎え出荷作業に追われています。6月下旬の出荷開始から8月6日までの出荷が1000ケース(1ケース100本)を超えました。生産者の技術が向上してきたこと、台風の影響がなく発芽率が良いため過去最高の順調な生育状況となっています。この日は美浜営農センターに8戸の生産者が赤色のケイトウを持ち込み、担当者がサイズごとに長さをそろえて結束し、出荷用の段ボールに詰めました。主な出荷先は中京、京浜など。
 JAあいち知多では自己改革として取り組む「農業チャレンジサポート事業」を活用して美浜営農センター内に選花台や結束機、ローラーコンベアなどの設備を整え、一昨年からバラ受けによる共同選別を始めました。研究会ではこれまで、各農家が収穫したケイトウを自宅などで選別し、箱詰めしていました。しかし、出荷調整作業に要する時間負担が、生産拡大を妨げる課題となっていたことからバラ受けによる共同選別を導入しました。
 同研究会には13戸の農家が所属し、140アールで赤色のケイトウを中心に栽培しています。施設栽培と露地栽培を組み合わせて6月下旬から10月末まで出荷します。



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