花き市場へWEB活用して商品PR/花き出荷組合

 JAあいち知多南知多花き出荷組合と知多南部鉢物出荷組合は11月25日、11月30日の両日、共催で花き市場とのWEB商品説明会を初めて開きました。新型コロナウイルスの感染リスクを避けつつ、市場との情報交換を図ることができ、販路の確保、販売金額の向上につなげることが狙い。
 両出荷組合は洋ラン、観葉植物を主として年間5億2千万円の出荷があります。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、花きを取り巻く環境はイベント等の自粛による注文のキャンセル、単価の下落などの影響を受けて出荷が落ち込んでいます。JAあいち知多花き協議会が主催する秋の鉢物展示会も中止が決まり、市場との情報交換や商談機会も失われていました。そこでWEB環境を活用して新しい商談機会とすることが可能か模索しました。
 WEB商品説明会を開くうえでの機材費用はJAあいち知多農業チャレンジサポート事業を活用。新技術の実証、販路拡大等で、新たな取り組みへの実践を支援する「地域営農振興支援」を適用しました。
 今回のWEB商品説明会は第1回目のため試験的に開催し、生産者は5名ほど、取引先市場も北海道、九州といった遠隔地の3社に限定して実施しました。2回目は2月に開催を予定しており、春商戦に向け希望する生産者を対象に、市場・買参人も増やしていきます。
 知多南部鉢物出荷組合の磯部和之組合長は「生産者は新型コロナウイルス感染拡大の影響で生産・販売に苦慮している。生産者から情報を発信して市場へ商品を理解してもらうことができないかと企画した。今後も継続的に実施していきたい」と力を込めました。



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