早出しタマネギ「たま坊」目ぞろえ会/2月1日以降は葉切りで出荷

 JAあいち知多の早出しブランドタマネギ「たま坊」の役員目ぞろえ会を1月25日、東海営農センターで開き、部会役員や関係者20人が参加し、出荷規格や選別の基準を確認しました。出荷初日の1月4日から、新鮮さと初物の高級感をアピールするため緑色の葉を付けた状態で出荷してきましたが、2月1日から本格的に葉切りで出荷するため、目ぞろえ会を行いました。従来は各地域において全生産者を対象に目ぞろえ会を開催していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、生産者の多い地域での開催は自粛しています。役員目ぞろえ会の情報をもとに、部会役員と担当者は各地域において出荷物の検査および指導を行う。
 「たま坊」は一般的な極早生タマネギよりさらに早く、1月から収穫できる超極早生タマネギで、JAあいち知多では2004年から「たま坊」の名前で統一し、ブランド化しています。水分が多くやわらかいのが特徴で、サラダなど生食に向いています。
 今年は東海市、知多市を中心に知多半島全域で150戸が30ヘクタールで栽培しており、4月末までに1452トンの出荷を見込みます。代表品種は「あいちの伝統野菜」にも登録されている「養父早生」や「愛知白早生」で、収穫時期に合わせ、その他の品種に変えながら出荷します。
 JA愛知経済連担当者は「北海道や静岡など他産地が出そろっていないので、早めの出荷をお願いしたい」と話しました。
 鈴木栄専任検査員は「割れ玉や茎の太いもの、形が悪いものなどが混入しないよう、しっかり選別してください」と呼び掛けました。



  • 前へ
  • 次へ