耕畜連携を先導/日本農業賞個別経営の部大賞/あぐりサービス

 JA全中とNHKによる第50回日本農業賞の個別経営の部で東浦町の有限会社あぐりサービスが大賞を受賞しました。
 あぐりサービスは飼料作物の大規模コントラクターとして地域の耕畜連携を先導してきました。稲作に向かない農地を保全する役割も果たします。栽培面積は飼料用米34ヘクタール、稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ=WCS)9ヘクタール、飼料用トウモロコシ7.7ヘクタール、主食用米11ヘクタールなど。稲WCSは50ヘクタールの収穫作業も受託します。従業員6人のうち3人が女性。うち2人は大型免許を取得して機械作業を担うなど、女性が働きやすい職場づくりを実践していることも評価されました。
 オペを担う女性従業員は「勤務体系など働きやすい環境を会社が作ってくれているので助かっている。農業の経験は入社するまでまったくなかったが農作業は毎日楽しい」と笑顔で話します。
 あぐりサービスの小島誉久代表取締役は「会社にとってはげみになる受賞。地域の畜産農家の皆さんと一緒になってやってきたことが評価されたので農家の皆さんに感謝したい。今後も気を引き締めてがんばりたい」と力を込めます。
 JAあいち知多の山本和孝組合長は「長い年月をかけて地域のためにがんばってきたことが評価されたと思う。これからも地域と密着して地域をけん引していってもらいたい」と受賞を祝福しました。



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