「つぼ焼き芋」販売盛況/ねっとり食感と甘さ魅力

 JAあいち知多は3月6日、地元の常滑焼の焼き芋つぼでサツマイモを焼く「つぼ焼き芋」の今年度最後の販売を行いました。グリーンプラザ常滑北部で販売し、この日用意した限定100本のつぼ焼き芋目当てに朝から多くの来店客が訪れ、昼までに完売となりました。
 つぼの中でじっくり蒸し焼きされたサツマイモは皮の表面が焦げず、炭の臭いもなく、ねっとりとした食感と甘さが特徴です。つぼを製作したのは常滑市無形文化財保持者で伝統工芸士の前川賢吾さん。高さ80センチほどのつぼには、金属製の「芋掛け」が取り付けられており、芋をつるすように蒸し焼きすることができます。芋掛けに芋を載せてつぼの中に入れ、炭火の低温で2時間ほどかけてひっくり返しながら丁寧に焼きました。使用したサツマイモは糖度が高く、しっとりとした食感の「紅はるか」。
 買い求めた客は「初めてつぼ焼き芋を食べた。蜜の量が多くてねっとりとした食感ですごくおいしい」と話しました。焼き芋のおいしそうな香りにつられ、多くの人が買い求めたため、急遽、整理券を配るほどの人気でした。



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