「夕焼け姫」児童が定植/3年後の収穫楽しみに

 東海市果樹振興会マルチ栽培夕焼け姫部会は3月16日、東海市内の栽培試験ほ場で東海市立船島小学校の3年生児童56人に夕焼け姫の定植を指導しました。
 植え付け前には同小学校で夕焼け姫の定植方法や水やり、肥料のまき方を説明。その後、ほ場へ移動し、二人一組になって部会員やJA職員、県の職員から栽培方法の指導を受けながら定植しました。
 この日植えた夕焼け姫の苗木は、児童が部会員と一緒に定期的に栽培管理を行い、3年後の6年生時に収穫を迎える予定。児童は「3年後の収穫まで大切に育てたい」と笑顔で話しました。同部会の荒谷芳興部会長は「自ら植えた夕焼け姫にはきっと愛着をもってくれると思うので、しっかり栽培管理を行い、3年後、児童と一緒に味わいたい」と話しました。
 「夕焼け姫」は愛知県のオリジナル品種。果皮が鮮やかな赤橙色で、収穫期は「宮川早生」よりもやや早く、11月から出荷が可能。JAあいち知多と東海市では「夕焼け姫」のブランド化、産地化を目指して活動しています。一昨年に試験的に植え付け、令和5年に初出荷を迎える予定です。



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