作業性考え花穂づくり/ぶどう組合が花切り講習会

 東浦森岡ぶどう組合は5月7日、東浦町内の石田農園でブドウ花切り講習会を開きました。組合員ら関係者40人が参加して、花切りの時期や方法などを確認しました。
 同組合には30戸の農家が所属。作付面積は約35ヘクタールで、巨峰を中心に栽培しています。ハウス栽培と露地栽培を組み合わせて7月下旬から9月中旬にかけて各農家が直売を中心に販売。
 花切りは、ブドウの花ぶるい防止や房の形を整えるために重要な作業で、巨峰では開花始まりから満開までの短期間で行います。
 はじめに同組合の大西完二組合長が「昨年より1週間ほど生育が早く順調。講習会でしっかり学んで栽培に生かしてほしい」とあいさつ。講習前にはアクリル板の設置やアルコール対策など新型コロナウイルスの感染防止策についても再確認しました。
 講習会では愛知県知多農林水産事務所農業改良普及課の平晋一郎主任専門員が、品種や種の有無による1新梢当たりの房数、残す段数や切除する部位などを示し、「樹勢が弱い樹から行い、樹勢が強い樹は開花が進んでから作業すると結実がよくなる」とポイントを説明しました。



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