阿久比町特産の青梅出荷スタート/昨年より大玉傾向で収量増1.7トン見込む

 阿久比町特産の青梅の出荷が5月24日、JAあいち知多阿久比営農センターで始まりました。阿久比梅栽培組合の組合員が収穫した青梅をコンテナで持ち込み、傷などをチェックしながら選果機を使って大きさごとに選別し、段ボールに詰めて市場に出荷。今年は6月4日までに1.7トンを出荷する見込みです。
 阿久比町では阿久比梅栽培組合のメンバー8人がおよそ1.5ヘクタールで梅を栽培。品種は大粒で果肉が厚い「白加賀」が中心です。毎年5月下旬から青梅としての出荷を行っています。
 この日は農家5人が700キロの「白加賀」を阿久比営農センターに持ち込み、傷などの品質をチェックしながら、選果機を使って3LからSまでの5階級と規格外に選別。3L、2Lは青果用として同JA特販課を通じて量販店で販売。L、Mは梅干しなどの加工用として地元業者に販売します。Sと規格外は加工を委託する業者へ送り、「梅ジャム」としてげんきの郷やグリーンプラザ阿久比で販売します。
 同組合の山本昌稔組合長は「着果量は昨年に比べて多く、大玉で品質は良好。現在はジャムやジュースといった加工品を作っているが今後は梅酒も作るなど加工品にさらに力を入れていきたい」と話しました。



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