イチジク検査員が集荷場確認/高品質で市場に高評価

 JAあいち知多いちじく部会は9月9日、検査員による巡回検査を行いました。検査員が東浦、知多、常滑南部、美浜、内海の5つの集荷場を巡回し、出荷規格や選別基準を確認してまわりました。
 皆川浩専任検査長は「集荷場によって選別基準に若干ばらつきがあるので迷った時は等級を下げるなど厳しめの選別をお願いしたい」と呼び掛けました。検査に同行した市場担当者は「市場で知多半島のイチジクの評価は非常に高い。9月に入ってからの冷え込みなどにより今後数量の確保が難しくなってくると思うが、引き続き品質を落とさないように高品質の出荷を維持してほしい」と要望しました。
 同部会では69戸の農家が20ヘクタールでイチジクを栽培。品種は「サマーレッド」が8割で、「桝井ドーフィン」が2割。今年は8月中旬をピークに11月上旬までに65万3千パック(1パック350グラム)を京浜・中京の市場に出荷する予定です。この地域ではビニールハウスを使った雨除け栽培や、果実に雨が当たらないようにする傘かけ栽培が普及しており、高品質で市場の評価も高くなっています。



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