「ちたポン」初出荷/2月上旬までに200トン出荷

 あいち知多かんきつ出荷組合は1月11日、さわやかな芳香が特徴の知多半島産太田ポンカン「ちたポン」の出荷を始めました。初日は13人の農家が美浜町にあるJAあいち知多美浜みかん共選場に7トンを持ち込みました。台風の被害が少なく天候が良かったことから品質は良好。2月上旬までに200トンの出荷を見込みます。
 「ちたポン」の収穫は12月中旬から12月下旬。半月から1カ月ほど各農家が貯蔵し、酸と糖のバランスがよく、味が安定したものを家庭選別して出荷します。共選場に持ち込まれた「ちたポン」は担当者が形や傷をチェックしながら選果機を使って大きさによる階級に選別して出荷されました。
 「ちたポン」の愛称は、消費者に親しみを持ってもらうのと同時に、地域名を出して他産地と差別化し産地のイメージを高めるとして選ばれました。
 早生温州の出荷が終わった1月に出荷ができることや、市場での価格が安定していることなどのメリットがあります。「ちたポン」は現在約300人いる同出荷組合の組合員のうち135人が13ヘクタールで栽培しています。
 同出荷組合の久保和彦組合長は「ミカンとは違う食感やさわやかな香りを楽しんでほしい。おいしく仕上がっているので多くの人に味わってもらいたい」と話しました。
 「ちたポン」は全国の市場へ出荷するとともに、JAあいち知多の各グリーンセンター、グリーンプラザで注文を受け付けるほか、美浜みかん共選場でも販売します。



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