手作りのおいしいみそ仕込む/女性部常滑地域

 JAあいち知多女性部常滑地域は、毎年この時期に手作りのみそを仕込んでおり、今年も1月26日から2月10日にかけてグループごとに分かれて行います。手作りのみそは保存料や添加物が入っていないため、安全・安心で、何よりそのおいしさが評判となっています。
 1月27日には、のぞみ地区の部員14人が同JA本店調理室でみそ作りに参加し、各自持ち寄った容器に赤みそと白みそ、それぞれ好みのみそを約8キロ仕込みました。みその材料は大豆、米麹、塩で赤みそにはこれに加えて豆麹が入ります。この地域では、赤みそが親しまれており、赤みそを選ぶ部員も多いが、白みそも甘くておいしいといいます。
 部員はまず、前日から水に浸した大豆を圧力鍋で柔らかくなるまで煮て、米麹や豆麹、塩を加えて混ぜた後、機械を使ってミンチ状にして「みそ種」を作りました。みそ種を握りこぶしほどの大きさに丸めて、空気が入り込まないように容器に投げつけては押し込んで詰めていきました。みそ種を全部容器に詰めたら、きれいに平らにならして、表面に軽く塩を振り、ホワイトリカーを染み込ませたふきんを掛けて、ふたをしたら仕込みは完了。容器の内側やふたにホワイトリカーを振り掛けることでカビの発生を防ぐことができます。
 仕込んだみそは自宅へ持ち帰り、冷暗所で7~8カ月ほど寝かせ、秋ごろからおいしく味わうことができます。
 部員は「みそ作りは毎年恒例。このみそがおいしいので、市販のものはもう買えない」と話しました。



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