「知多ペコロス」規格統一でブランド強化/目ぞろえ会で規格を確認

 日長ペコロス生産組合は4月12日、岡田集出荷場で知多市特産の小タマネギ「知多ペコロス」の目ぞろえ会を開きました。関係者25人が集まり、4月20日から始まる初出荷に向けて、形や大きさによる等階級の選別基準、外皮除去や乾燥の度合いなど調製の注意点を確認しました。
 ペコロスは普通の品種のタマネギを5センチほどの間隔で細かく植え、小さく育てたもので、直径3~4センチ。タマネギ特有の辛みが少ないのが特徴。丸のまま煮込むことができるため、料理の見栄えにこだわる外食店などを対象にした業務用としての人気が高い。4月から8月の期間に市場に出回る量のおよそ8割を知多市のペコロスが占めます。
 同組合の高見晋次組合長は「出荷規格をしっかり確認し、知多ペコロスのブランド強化へ品質のそろった荷物で有利な販売につなげよう」と呼び掛けました。
 JAあいち経済連の担当者は「北海道産のペコロスの出荷が今年は3月に終了しました。今後、市場に出回るペコロスは完全に知多産のペコロスがメインになるので市場の期待は大きい」と話します。
 今年は17戸の農家が1ヘクタールで作付し、8月上旬までに5000ケース(1ケース5キロ)の出荷を見込みます。



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