適期収穫で高品質出荷を確認/早生タマネギ本番

 大府露地野菜協議会は4月19日、早生品種の出荷が本格的に始まる時期に合わせてJAあいち知多大府営農センターでタマネギの目ぞろえ会を開きました。生産農家ら70人が集まり出荷基準を確認しました。
 同協議会の早川孝会長は「出荷価格が高値で推移している今こそ出荷選別を徹底して出荷していこう」と呼び掛けました。JAあいち経済連の担当者は「北海道産が夏場の干ばつの影響で不作となり、他産地も出荷が増えていない。物が無い状態なので品質の良いものをどんどん出荷してほしい」と要望しました。市場関係者は「コロナ禍において輸入物も少ない。GW明けまで高値が続くと思うので引き続き高品質の出荷をお願いしたい」と話しました。
 目ぞろえ会では同協議会たまねぎ部会の山口繁部会長が出荷規格を説明。「風乾は2日以上で土砂は落とし、黒皮は除去すること」などと呼び掛けました。鈴木栄専任検査員は「仕上がりを確認しながら適期収穫をして風乾には特に注意してほしい」と要望しました。
 JAあいち知多では東海市・知多市・大府市・南知多町を中心に261戸の農家が60.3ヘクタールでタマネギを栽培。1月初めから7月中旬までに、市場出荷と業務向けの契約出荷を合わせて4,000トンを出荷する見込みです。



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