選別徹底し有利販売/トウガン目ぞろえ会

 JAあいち知多の西知多とうがん部会は6月27日、知多営農センターで目ぞろえ会を開きました。部会員や市場関係者、JA担当者ら30人が集まり、形状や傷による等級の選別などの出荷規格を確認しました。
 同部会は主に東海市と知多市で琉球トウガンを栽培する生産者で組織し、現在17人の部会員が約2.5ヘクタールで栽培。6月下旬から9月上旬までに収穫し、貯蔵しながら昨年よりも多いおよそ1万5千ケース(1ケース10キロ)の出荷を見込みます。
 目ぞろえ会では部会員が持ち寄ったトウガンをサンプルとし、着色や傷の大きさ、形状による等級の選別基準などの出荷規格を確認しました。
 市場関係者は販売情勢を報告。「品質の良いものを安定的に出荷してほしい」と要望しました。上野支部の小島岩夫支部長は「出荷規格を徹底し、良いものを多く出荷していこう」と呼び掛けました。
 部会員の約半数が専用の棚や、既存の施設の骨組みを使った「棚作りトウガン」にも取り組んでいます。棚からつるした状態で栽培し、土に触れず、葉や茎で擦れることも少なくなるため、傷や日焼けが少なく秀品率が高くなるのがメリット。全面着色で、傷や日焼けが全くないものを別規格として販売し、所得向上を狙っています。



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