「知多米」を児童へ寄贈/食べて実践「地産地消」

 JAあいち知多は食農教育の一環として、毎年知多半島内の小中学校が野外活動などの食事として使う米を提供しています。6月29日には管内の小中学校を代表して、常滑市立小鈴谷小学校で贈呈式を行いました。同小学校5年生児童の代表4人へJAから知多米「あいちのかおり」を手渡しました。
 同JAでは、野外教育活動での食農教育を通してSDGsの目標でもある食料廃棄の問題や地元農業の多面的機能への関心を高めてもらうことを目的として、知多半島内の小中学校へ地元産の米を無償で提供しています。2000年度より取り組みを開始し、今年で23年目。毎年1人当たり300グラム(約2食分)を基準に各校からの申請に基づいて配布しています。2020年度、2021年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により野外教育活動の中止が相次ぎ、2021年度は37校に合計800キロでしたが、今年度は計画どおり実施される見通しで、5月より寄贈を進めています。6月29日現在、51校から1325キロの申請がされており、既に27校へ775キロが贈呈されています。
 贈呈式では、同JAの永田栄司常滑地域担当理事代表が「皆さん、安全・安心でおいしい地元産100パーセントの知多米『あいちかおり』を十分に味わってください」とあいさつし、知多米を贈呈しました。児童を代表して宮原真矢(みやはら まや)さんは「飯ごう炊さん実習でおいしく食べたいと思います」と感謝の言葉を述べました。
 この日寄贈した知多米は同校で、7月4日の「飯ごう炊さん実習」で活用する予定。



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