新規就農者を激励/新規就農者が決意述べる

 JAあいち知多と愛知県知多農林水産事務所、知多半島内の5市5町で作る「知多新規就農支援協議会」は7月28日、JAあいち知多総合本部ビルで新規就農者激励会を開きました。2021年5月2日から22年5月1日までの一年間に知多半島内で就農した19人のうち14人が参加。栽培作目は露地野菜、施設野菜、有機野菜をはじめ果樹、鉢花など多岐に渡ります。
 知多農林水産事務所の髙木浩孝所長は「地域農業の担い手として一日も早く地域に溶け込み、理想とする農業を実現してください」とあいさつ。JAあいち知多の山本和孝組合長は「先輩農家や関係機関、地域との交流を含めた幅広いネットワークづくりが重要。JAも一番身近な存在として経営をアシストしていくので一人で悩むことなくJAと共にがんばっていきましょう」と激励しました。
 新規就農者の自己紹介では経営作目や経営の目標を発表。東海市でミカンを栽培する羽田多江子さんは「祖先が山から切り開いてきた農地を今後も残していきたい」と就農の理由を話し、新規参入した美浜町の間瀬浩平さんは「若者の中心になって農業をがんばっていきたい」と抱負を述べました。
 農業経営士協会知多支部の安藤直孝支部長は「家族で相談してパートナーを大事にすれば楽しく農業がやれる」と激励しました。
 参加した新規就農者にはJAあいち知多から就農記念品を、知多新規就農支援協議会からは就農激励状を贈りました。
 激励会にはJAの各営農センター長や管内市町の担当者も出席。「困ったことがあれば全面的に支援していくので気軽に相談してほしい」と呼び掛けました。



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