知多特産ペコロス目ぞろえ会

新規生産者も加わり規格確認
~業務用の食材として人気~

出荷規格を確認する生産者

出荷規格を確認する生産者

 愛知県知多市の日長地区を中心に直径3~4センチの小タマネギ「ペコロス」を栽培する日長ペコロス生産組合は4月9日、知多市にあるJAあいち知多岡田集出荷場で目ぞろえ会を開きました。出荷は16日からの予定。今年から出荷を始める新しい生産者も加わり、階級の基準や形状による等級などの規格を確かめました。
 ペコロスは普通の品種のタマネギを密植することで小さく育てたもの。丸ごと料理に使える野菜で、カレーやシチューなど煮込み料理の材料として業務用の需要が多い。直径5センチ前後のものはバーベキュー用として人気があります。
 高齢化や後継者不足で、組合員の減少が心配されたが、今年から2戸の農家が新規に生産を始め、8月末までにほぼ昨年並みの1万1千ケース(1ケース5キロ)の出荷を見込んでいます。7割は京浜の市場へ出荷。期間中に青果用として市場に出回るペコロスの8割は日長地区のペコロスです。
 目ぞろえ会には農家やJA関係者ら26人が参加。サンプルとして持ち寄ったペコロスを手に取り、形状による等級の基準や切り口の調整、玉の締まり具合など出荷の規格を確認しました。新規の生産者はベテラン生産者に収穫時の注意点や栽培のポイントなども熱心に質問した。
  


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