おいしいブドウを作ろう

果粒の肥大促す
森岡ぶどう組合が摘粒など講習会

摘粒のポイントを確認する参加者

 東浦町のブドウ生産者でつくる東浦森岡ぶどう組合は6月13日、適量な房数を充実させる「摘房」と、果粒の肥大を促す「摘粒」の講習会を開きました。組合員ら41人が集まり、調整の程度や時期、今後の管理のポイントなどを学びました。
 ブドウの摘房は、残した房に栄養を集中させ房の充実を図るのが目的。一方摘粒は一房の果粒数を調整することで、残した果粒の肥大を良くするために行ういます。
 講習会では愛知県知多農林水産事務所農業改良普及課の吉田豊技師が、調整の程度を確認すとともに、「①花ぶるいして結実の悪い房②極端に弱い新梢に結実した房③密着した果粒が多く摘粒に手間が掛かる房を優先して落として」と摘房のポイントを説明。品種ごとや種あり・種なしの場合の摘粒の目安も示しました。
 講習会場としてほ場を提供した石田直人さんは「実止まりが良く作業しやすいところから始めて、効率よく進めていくといい」と参加者にアドバイスしました。


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