かんきつ出荷組合が生産者大会

地域ブランドミカンを増産しよう
かんきつ出荷組合が生産者大会

産地方針などを承認した生産者大会


 露地ミカンの本格的な出荷を前にあいち知多かんきつ出荷組合は11月10日、美浜町総合公園体育館で平成27年度の生産者大会を開きました。知多半島内でかんきつ類を生産する農家や市場関係者ら132人が集まり、優良生産者を表彰したほか、「あまみっこ」など地域ブランドの増産や新規就農者の育成などを盛り込んだ産地方針や出荷規約を承認しました。
 同組合の鵜飼泰弘組合長は大会で「今年の露地ミカンは5月下旬ごろの気温が高く、生理落果が進んだため収量は少なめだ。最後の仕上げとなる収穫・選別を徹底していいものを出荷してください」と呼び掛けるとともに、「4つのブランドは市場の評価が高く、高値で売れる。消費者の期待を裏切らないブランドミカンを作り、所得の向上につなげてほしい」とブランドミカンの増産を勧めました。
 大会では早生ミカン、特選ミカン、みはまっこなど、出荷品別の6部門ごとに収量・糖度・品質などによる評価で優秀だった8人を優良生産者として表彰したほか、①特選みかん「あまみっこ」の栽培に取り組もう、②太田ポンカン「ちたポン」の栽培面積の拡大を図ろう、③ハウスみかん「みはまっこ」「さわみっこ」の経営安定を図ろう、④新規就農者の育成、技術向上に産地が一体となって取り込もう、⑤消費者に安全・安心な果実を提供しよう―ーの産地方針や、出荷規定・精算方法などを定めた出荷規約を承認しました。


表彰を受ける優良生産者


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