さわやかな香りと甘さ「ちたポン」出荷

さわやかな香りと甘さ
「ちたポン」出荷開始


「ちたポン」を選別する担当者(知多郡美浜町で)


 あいち知多かんきつ出荷組合は12日、さわやかな芳香が特徴の知多半島産太田ポンカン「ちたポン」の出荷を始めました。昨秋に雨が多かったことから酸の抜けも良く、甘い仕上がりで品質は良好。2月上旬までに例年並の200トンの出荷を見込んでいます。
 「ちたポン」は、あいち知多かんきつ出荷組合員約300人のうち147人が16ヘクタールで栽培しています。収穫は12月中旬から下旬。半月から1カ月ほど各農家が貯蔵し、酸と糖のバランスがとれ、味が安定したものを各農家が家庭選別して出荷します。12日は29戸の農家が美浜町にあるJAあいち知多美浜みかん共選場に約14.5トンを持ち込み、担当者が形や傷をチェックしながら選果機を使って大きさによる階級に選別して、名古屋、大阪、富山などの市場へ送りました。
 同組合の鵜飼泰弘組合長は「今シーズンはミカン全般が不作だったが、ちたポンは安定した収穫ができました。さわやかな香りと甘みを味わってほしいです」と話しています。
 「ちたポン」は各地の市場へ出荷するとともに、JAあいち知多の各グリーンセンター、グリーンプラザで予約を受け付けています。また、美浜みかん共選場でも販売しています。


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