農林水産祭内閣総理大臣賞受賞祝う/㈱デイリーファーム

 愛知県常滑市の㈱デイリーファームは、農水省と日本農林漁業振興会による2023年度(第62回)農林水産祭の内閣総理大臣賞を受賞しました。
 ㈱デイリーファームは代表取締役の市田眞澄氏の祖父が大正15年に養鶏業を開始し、平成3年に法人化して設立されました。現在は、採卵鶏約16万羽を飼養し、年間約2800トンの鶏卵を生産しています。6次産業化にも取り組み、平成27年に卵を使った洋菓子の製造販売店舗、平成30年に卵料理を提供する農家レストラン、令和4年に卵を使った多様なパンを販売するベーカリーをオープンしました。
 代表取締役および専務取締役は獣医師の資格を有しており、鶏の健康に配慮した飼育を心掛けるとともに安心・安全な卵を生産するため、第三者認証である、「ISO22000:2005」を平成20年に、「JGAP」を平成31年に取得。また、鶏の飼料にもこだわり、独自配合したトウモロコシや大豆の他、近隣の農業者やJAと連携をして、地域の耕作放棄地で生産した飼料用米を10%以上配合したものを使うなど地域農業の活性化にも寄与しています。
 10月31日には、JAあいち知多の山本和孝組合長と農業振興・生活担当の芳山和弘常務が同社を訪問し、受賞を祝福しました。
 同社の市田眞澄社長は「情勢変化が激しい中、引き続き変化に対応し経営に努めていきたい」と抱負を述べました。
 山本組合長は「今後もさらに地域のけん引役を担っていただけることを期待したい」と受賞を祝福しました。
 



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