農薬使わない米を給食として提供／大府の生産者が児童と給食食べる
大府市は、１１月１７日大府市内の全小中学校の給食で農薬・化学肥料を使用せずに作った「おおぶニック米」を提供しました。生産者３人が大東小学校を訪問し、４年生の児童とともに給食を試食しました。
おおぶニック米とは大府市内の有機農業の推進に取り組む農業者グループ「おおぶニックのＷＡ」が農薬や化学肥料の代わりに米ぬかや魚粉由来の有機発酵肥料などを使用して栽培した米で「大府」と「オーガニック」をかけ合わせた名前。ＪＡあいち知多は知多半島内の学校給食の米の提供を担っており、今回の大府市の取り組みにも協力しました。農薬・化学肥料を使用しない米の学校給食での提供は知多半島では初めての取り組み。
大東小学校では、生産者が児童たちと机を並べて、給食を一緒に食べ、交流を図った。生産者から話を聞きながら給食を食べた児童は「もちもちして甘くておいしかった。育てるのが大変なのに作ってくれる人がいてすごい」と話しました。
生産者の本田貴士さんは「できたものがどのように食べられているか見られてよかった。今後少しずつ、一歩ずつ試しながら進めて、もっと仲間が増えればうれしい」と話しました。
１２月８日にも、同市内の小中学校の給食でおおぶニック米が振る舞われる予定だ。
